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「けものフレンズ」しんざきおにいさん 実物も「神」だった…

まだ「けものフレンズ」を見たことがない人向けにゆっくり説明します。

 

 「けものフレンズ」とは、超巨大総合動物園「ジャパリパーク」を舞台に、「アニマルガール」と呼ばれる動物が人間の外見をしたキャラクターたちと、人の外見だが自分が何者かが分からない「かばんちゃん」が織りなす冒険の物語です。


 メインキャラクターの「サーバルちゃん」などが話す「すごーい!」「たーのしー!」というポジティブで単純なセリフが癖になる、と、ネット上で多用されるようになりました。

 


 また番組の途中には、実在の飼育員による動物の音声解説コーナーがあることも特徴的です。

 専門的なその内容がアニメのキャラクターに反映されていることもあり、動物に対する知的好奇心をくすぐられる演出となっています。

 アニメの前半は愛らしいキャラクターが繰り広げるほんわかとした穏やかな放送回が続きます。しかし、最終回を目前にした第11話が予想だにしていなかった大ピンチで終了します。


 楽しかったあの頃に癒やしを求めて、ニコニコ動画で公開されている第1話を見てみると……なんということでしょう、気にも留めていなかったセリフ、エピソードが第11話の伏線となっていたのです。


 「けものフレンズ」ファンが、藁をもすがる思いで助けを求めたのはそう、第1話で「サーバル」の解説をしている多摩動物公園の「しんざきおにいさん」でした。



 その素朴な語り口調に、ニコニコ動画の該当のコーナーのコメント欄には「しんざきおにいさんたすけて」の文字が並ぶ事態となり、Twitterでも「しんざきおにいさん」というキーワードが爆発的に使われるようになりました。

 

 

しんざきおにいさん、登場

 多摩動物公園に取材を申し込んでみると、インタビューに応じていただけることになりました。どうやら秘密の存在ではなさそうです。

 待ち合わせの場所は、アフリカ園内にあるサーバル舎前。…ついに、あの「しんざきおにいさん」に会える…。
「こんにちはー」

 約束の時間に現れたのは、すらっとした体格に真面目そうな顔だちの男性。「しんざきおにいさん」こと新崎慶太さん(24)です。このお方が…「しんざきおにいさん!」

 大学卒業後、多摩動物公園で飼育員として働き始めて今年度で3年目。担当しているのはライオン、チーター、サーバルのネコ科3種類だそうです。

 普段は動物の体調管理や給仕、獣舎の掃除などを行なっているという新崎さん。担当しているサーバルについては「特に希望した訳ではない」とのことですが、大学生の頃から多摩動物公園で見ていたそうです。

 「もともとネコ科は好きだった」と話します。

 

 

アニメは見ている? 気になっていることを聞いてみた

 ――ところでしんざきおにいさんはアニメ「けものフレンズ」を見ていたのでしょうか。
 「一応全話見ました。 でも自分の解説のところは見ていません…」

 ――え、見ていないんですか!
 「恥ずかしかったので…」

 恥ずかしがり屋のこんな一面も「けものフレンズ」もとい、「しんざきおにいさん」ファンが増える所以なのかもしれません。


 ――アニメを見た感想を教えてください
 「まだ飼育員歴が浅い者が言うのもなんなんですが、動物の特徴をよく捉えて作られているのがわかります。面白いです」



 番組内で「汗をかかない」と言われているサーバルですが、実際にネコ科をはじめ犬なども、皮膚ではなく、肉球や舌で体温調節するそうです。


 ――好きなシーンはありますか?
 「最終回に、今まで出会ったフレンズが集まってくるシーンですね…ぐっとくるものがありました」


 ――ちなみに変なことを伺うんですが、『けものフレンズ』ファンから助けを求められているのはご存知でしたか?
 「知ってます。職場の人や同期が面白がって調べて教えてくれるので…」

 ――どう思われました?
 「頼っていただけるのはありがたいんですが、自分じゃどうにもできないというか…」

 「頼ってもらえるのはありがたい」なんて、奥ゆかしいコメントをいただきました。その素朴な口調に、肌になじんだコットンに包まれるような感覚を与えられます。

 

 

 

『サバール』と間違えられ…

 ――1番好きなキャラクターは?
 「やっぱりサーバルのおかげで多摩動物公園も賑わってますからねぇ」

 ――放送前はどんな感じだったんですか?
 「近くにチーター舎があるので、その流れで見るというか。チーターの赤ちゃんだと勘違いされたり、名前を書いたプレートが置いてあるんですが、間違われたりで…。お父さんやお母さんが子どもに『サバールだよ』と説明してて、ちょっと寂しいというか。知ってもらえるということはありがたいです」

 実際にサーバル舎の前には常に10人以上のお客さんがおり、サーバルが移動するとそれを追いかけてお客さんも檻の前を行ったり来たり。スマホやカメラで写真を撮ったり、サーバルを模写したりしている姿もありました。

 サーバル舎の前にいた北井さん(17)と小泉さん(17)は、「けものフレンズ」でサーバルの存在を知り、この日初めて見たそうです。

 「アニメのサーバルの好きなところは元気なところや優しいところ。実際に見てみると細くてかわいい」と話します。

 「しんざきおにいさんも好き。しゃべり方が落ち着くし、動物への愛を感じる」そうで、このインタビュー後に新崎さんに話しかけていました。

 「サインもらいたかったけど、言えなかった」とまるで芸能人を見るようなまなざしです。

 

「無断出演?」の投稿も 真相を聞いた

 ネット上では「しんざきおにいさんは『けものフレンズ』に無断で出演したのではないか」という投稿も相次ぎました。この点についても確認しました。

 ――『けものフレンズ』への出演は、無断だったのですか?
 「普通にアニメの制作会社から、多摩動物公園の取材の窓口となる部署に依頼があり、許可が下りたのでサーバル舎の前で取材を受けました。なので、無断という訳ではないですね」

 ――じゃあ怒られたりも……
 「ないです。でも、ネット上の反応に個人的にソワソワした時期はありました…」

 なんだ良かった…。しんざきおにいさんが怒られているところを想像して、気が気でなくなってしまった人もいたのではないでしょうか。

 「けものフレンズ」ファンの癒しの源であるしんざきおにいさんの、かけがえのない笑顔が守られていたことで、ほっと胸をなでおろしました。

 

 

サーバルちゃんとしんざきおにいさんに会いたい人へ

 サーバルは悪天候でなければ、基本的に開園している間はずっと見られるそうで、何時にいっても愛らしい姿を観察することができます。

 また、多摩動物公園では月に2~3回、「サーバルジャンプ」というイベントを行っています。檻の上からサーバルのエサである馬肉をひもで吊るし、それをジャンプして取る姿を見ることができます。固定日で行っているのではないのですが、開催される場合は事前にお知らせがあるそうです。

 「サーバルジャンプ」には新崎さんが担当することもあり、イベント後は話しかけるチャンスもあるそうです。他の仕事もあるので、あまり長い間は話せませんが、声をかけられたら話すようにしているそうです。

 ――これから来園される方へメッセージをお願いします
 「多摩動物公園にはサーバル以外にもたくさんの動物がいます。サーバルを見たついででもいいので、いろんな動物を見ていってください。動物を面白いと思ってもらえて、少しずつ特徴や背景なども知ってもらえたら嬉しいです」