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『ONE PIECE』ルフィが”やっかいな敵”に追いかけられてしまったランキング ベスト5

 

週刊少年ジャンプ』でいくつもの急展開を見せ、読者をにぎわせている『ONE PIECE』(尾田栄一郎/集英社)。

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私は単行本派なので、そのにぎわいの輪には入れず、毎週月曜日は大変ご立腹している。そのため月曜日は、単行本を見直す日となっているのだが、またしても気づいてしまった。

 

冒険の地へ降り立つ度、なぜルフィはこんなにも敵に追かけられているのか! 敵に見つかる早技は、もはや特技としか思えない。

 

ルフィ、お前は船長だろう! その責任を思い出してもらうべく、「ルフィがやっかいな敵に追いかけられてしまったランキング」なるものをぶちあげ、仲間たちに代わって、今回も断腸の思いでルフィを糾弾することにした。

1位 1万人の敵に囲まれたルフィ

 第1位はエニエス・ロビー編より。377話の終わりにて、ルフィの男気が描かれている。

ザコ敵「おい麦わらのルフィ…。仲間は何十人連れて来たんだ? ハハハ…。エニエス・ロビーの兵力は1万だぞ!!!」
ルフィ「ああ…おれは一人だ。道を開けろ!!!」

 1万人の兵士に囲まれても、顔色一つ変えないルフィ。読者はこのシーンがかっこいいと思っただろう。私も「ルフィ最高!!!」と絶叫した。だが、騙されてはいけない。この男気の裏で、仲間たちは激怒しているのだ!

さかのぼること376話。ようやくエニエス・ロビーに着いた麦わらの一味たち。ロケットマン内部にて、これからの作戦会議を立てていた。作戦はこうだ。ガレーラカンパニーとフランキー一家がエニエス・ロビーの2つの門をこじ開ける。5分待ってから、麦わらの一味がCP9を追いかける。このとき、ルフィは神妙な顔で確かに聞いていた。ところが数十秒後、船室にルフィの姿がない!慌てる一同。すると…エニエス・ロビーの鉄格子をよじ登るルフィがいた。

パウリー「何やってんだあいつは勝手にーっ!!!」
ザンバイ「あの人全然作戦わかってねェ~っ!!!」

 あの神妙な顔はなんだったのか…。1万人に囲まれても一切反省しないルフィに、私はすでに白旗を挙げた。

2位 海軍に追いかけられて仲間を巻き込むルフィ

 アラバスタ編では、ルフィは上陸直後から過ちを犯している。メシが食べたいのは分かるが、「ゴムゴムのロケット」で店に突っ込んだせいで、お取込み中のスモーカーとエースをぶっ飛ばす事態に。案の定、スモーカー率いる海軍に追いかけられ始めたルフィ。

 

 

ゾロ 「海軍だ…何でこの町に…!?…しかもえらい騒ぎ様だぜ…海賊でも現れたか?」
全員 (お前かーっ)
ルフィ「よう!! ゾロ!!!」
ゾロ 「なにィーっ!!!?」
海軍 「麦わらの一味がいたぞォ!!!」
ゾロ 「バカ!! てめェ一人でマいて来い!!!」
ルフィ「お! みんないるなー!!」

 一味の心中察するに余りある。敵に見つかってから仲間を巻き込むまで、お手本のようだ。この後、エースに助けられ、事態を収めたが、ルフィは反省していなかった。その後「レインベース」に到着した一行は、ルフィとウソップに頼んで、お水を買うお使いに出させる。ところが、お水を売る店に、先回りしていたスモーカーがいたのだ!

サンジ「ゲッ… あいつら海軍に追われてるぞ!!」
ナミ 「ウソでしょう!!? ―で何でこっちへ逃げてくんのよ!!」
ルフィ「おい みんな!!! 海軍が来たぞォ!!!」
ゾロ 「お前らが連れて来てんだよっ!!!」

 悪夢だ。デジャヴだ。ルフィには「追いかけられたい」フェチや願望があるに違いない。

3位 逃げるために縄を解いてもらったのに秒速で捕まるルフィ

 エースとサボが頭を抱える思い出がこれだ。2人で海賊になるため「海賊貯金」をしていたエースとサボ。そこへルフィが現れて、3人は大騒ぎ。その大騒ぎを聞きつけてやってきたのが、ブルージャム海賊団のポルシェーミだった。事態に輪をかける展開に、ルフィを木に縛りつけていたエースとサボだったが、仕方なく縄を解く。ところが、幼きルフィ少年に、あふれでる才能は抑えられなかった。

サボ 「あれ? あいつは?」
エース「あ」
ルフィ「放せ~!!コンニャロォ~!!」
ポル 「何だこのガキ」
2人 (何で捕まってんだよー!!!)

 もはや追いかけられた描写すらない。あっさり見つかり、一瞬で捕まっている。事態を悪くする才能は、こうして幼き頃から着々と育ち、特技へと昇華されてしまったのだ。

4位 1日に2度も敵に追かけられるルフィ

 脳内で「ねえ!これも取り上げてよ!」というナミの声が聞こえた気がしたので、ウォーターセブン編が4位にランクイン。ガレーラカンパニーの社長であり、ウォーターセブンの市長でもあるアイスバーグを守るべく、社員たちがCP9と総出で戦っている場面。この状況を見て、ルフィはこうつぶやく。

ルフィ「こりゃあ下手に突っ込んだら大変な事になるぞ!!」
ナミ 「…どの口がそんなこと言うのかしら…」

 ナミが頭を抱えるのも当たり前だ。この数時間前、アイスバーグ襲撃の疑いをかけられ、激怒したルフィは、真相を確かめるべく、ナミの前で白昼堂々ガレーラカンパニー本社へ侵入(突入)しているのだ。確信犯とも思える発言に、ナミがよろめくのも当然。そして言わずもがな、ルフィはトラブルの渦中に吸い込まれるように消えるのだった。

5位 バギーの脱獄にはちあってしまったルフィ

 世界一の要塞を誇る大監獄「インぺルダウン」でもルフィはやらかしている。もっとも、今回はあまり責められないかもしれない。ハンコックの力を借りてインぺルダウン内部へ侵入できたのは良かったものの、タイミング良く(悪く?)脱獄を企てた、しかも顔見知りで赤っ鼻でうるさいバギーとはちあう。

バギー「どわーっ!! 麦わらァ~!?? なぜ貴様がここにィ~!!?」
ルフィ「え!? なんだ…バギーか」

 属性としては、両者ともアホに分類されるので、いとも簡単に看守に見つかってしまう。それからは、ブルゴリ、バジリスクスフィンクス、獄卒獣、そしてマゼランに追い回され、寿命を10年削って回復せねばならない事態まで追い込まれた。しかし、これまでのランキングを見る限り、日頃の行いが悪かったとしか言いようがない。

 いかがだろうか?ルフィの奇行を改めて見ると、言葉がない。これからもルフィは潜入に失敗し、敵に追かけられ、仲間たちを悩ますだろう。しかし、それに余りある魅力があるからこそ、ルフィは見捨てられないのだ。

今回もルフィを糾弾すべくランキングをぶちあげたが、またしても私は白旗をあげることにした。ファンとして、なんだかんだ大好きなルフィをこれからも追いかけていこうと思う。