「犬が嫌がっている」のを見分ける方法
犬って本当にかわいいですよね。思わずぎゅっと抱きしめたくなります。でも、抱きしめられるのが嫌な犬もいるんです。
今回は、ドッグトレーナーであり動物行動学のエキスパートでもあるErin Askelandさんが教えてくれた「犬が嫌がっているかどうか見分けるポイント」をご紹介します。
1. 尻尾の振り方
犬を抱きしめたくなったときは、犬の尻尾をチェックしてみましょう。「尻尾をぴんとまっすぐ立ててゆっくり左右に大きく振っているときは、一般に警戒態勢に入っているサインであり、喜んでいるわけではありません。」とAskeland氏は指摘します。尻尾を振ってるからといって、喜んでいるとは限らないのです。
「尻尾を硬直させて振っていたら、それは神経質になっていて服従しようとしているサインです。犬の尻尾がぴんとまっすぐ立っていたりだらりと下がっているのではなく、普通の高さで素早く軽やかに振られているなら、それは犬が喜んでいるサインです。ヘリコプターみたいな尻尾の振り方をしていたら間違いありません。」
2. 耳の状態
「耳を見れば犬の機嫌がわかります。機嫌に応じて耳の形が変わるのはどの犬種でも同じなのです。耳がぴんと立って前を向いていたら、何かに興味を持っているか攻撃的な気分になっているサインです。耳が頭にぺったりくっつくように平らになっていたら、何かを怖がっているか服従心のサインです。」とAskeland氏。
3. 怯えや恐れ、不安、興奮を示すサインを知っておく
犬は怯えると、唸り声をあげる、歯をむき出しにする、吠える、爪先立ちになり耳と尻尾をぴんと立てて体を大きく見せる、などの行動に出ます。こうしたわかりやすいサイン以外に、もっと微妙な兆候もあるとAskelandさんは言います。「恐れ、不安、興奮、驚きなどの刺激があると毛が逆立ちます。これは『逆毛』(背中から尻尾にかけて毛が立ちあがること)として知られています。」
『Business Insider』では動物行動学者のJulie Hechtさんがストレスにさらされた犬の特徴を指摘しています。具体的には、嫌なものから目を背ける、白目を見せる、耳を平らに寝かせる、などです。
あなたの愛犬が抱きしめられるのが好きだとは限りません(よく知っている人だから我慢しているのかもしれませんよ)。そこは察してあげられるといいですね。
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